6月24日(月)、鹿児島県製菓衛生師国家試験が行われ、高等部 普通科 製菓衛生コース3年生は、全員でこの試験に臨みました。
2年生のうちから国試対策を行っていましたが、4月からは毎日6時まで補習を行い、ラストスパートの猛勉強をしてきました。自宅に帰っても、夜2時、3時まで勉強。学校は平常どおりですから、フラフラになりながらも、みんな全力で頑張っていました。土曜日、日曜日も学校に出てきて模擬試験をしたり勉強をしました。中には夜8時くらいまで職員室で勉強をする生徒も。余力のある生徒は、あと少し力の足りない生徒に勉強を教えたり、お互いを励まし合いながら、数ヶ月を乗り切ってきました。
試験当日。2時間の試験が終わると、泣いている生徒もいました。予想したよりも、難易度の高い問題が数多く出題されたのです。「落ちたかもしれない。」そういって涙を流す生徒が数名いました。みんなが、全員合格を夢見ていましたが、『ダメだったかもしれない。』との思いが心のどこかによぎります。結果発表までの1ヶ月間は、とても複雑な心境での待ち時間でした。落ちたかもしれない生徒はそれぞれ、次の試験の予定を計画し始めたところでした。
・・・そして結果発表の7月24日。
なんと!!全員、合格だったのです!!!
なんという快挙!クラスの総合力!3期生、万歳!!
ちょうど、生徒たちは就職・進学に向けて学外活動が主になっており、それぞれの場所で喜びを噛み締めたことと思います。3期生おめでとう!!2学期になったら改めてみんなで喜びを分かち合い、お祝いをしたいと思っています。全員合格の際は「や・き・に・く」と合言葉になっていましたので、スタッフ全員でお金を出し合いたいと思います(涙)いや、でもこれは嬉しい涙です(笑)
今年の鹿児島県の合格率は、62.8%だったそうです。昨年が75%であったことを考えれば、本校の100%が、いかにすごいことかが、見えてきます。この難関を、全員で乗り切れたのは、なぜだったのか?
入学当初は『国家試験なんて先の話し』『勉強も宿題もイヤ』という声の多かったクラス。でも、3年生になると、『あの時やっていた宿題が、自分のためになっている』というふうに変わっていきました。それに、どんなことにも素直に応じる適応力がありました。厳しい勉強、友人同士の叱咤激励、どんなことでも『素直』に受け止められる力こそ、全員合格の必勝法だったのではないかと感じています。
これまで、生徒を励まし、生徒を支えてくださったご家族のみなさま、応援してくれた製菓衛生コースの先輩たち、後輩たち、関わって下さったすべての先生方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
製菓衛生コースは、今日から次の4期生・全員合格に向けて、始動して参ります。よろしくお願い申し上げます。
神村学園 高等部 普通科
製菓衛生コース スタッフ一同