この一年を振り返り、うまくできたこともあれば、そうでなかったこともあったと思います。しかし、いまの結果がどうであったかではなく、気持ちの持ち方が重要です。

小説家井上靖さんは「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」という言葉で表していますが、「●●がないから、できない」「●●は、●●の誰のせいだ！」等。　昨今、何かにつけて愚痴や不満ばかりが伝播されています。勿論、不満は誰にでもあって当然ですが、不満や文句ばかり言い続けて成功はありえません。努力不足による力不足を正当化するために、他人を責めるのが不満であり愚痴の大部分です。逆に希望を語る人は、目標に対して近づこうと努力をしています。「希望」が「やる気」を捻出し、「やる気」が「努力」を引き出します。そして、不思議な事かもしれませんが、努力しているときは意外と不満すら忘れています。

ここで言えるのはただ一つ。皆さん一人ひとりが素晴らしい才能を持っています。その才能を引き出す事ができる場、神村学園高等部大阪梅田学習センターでありたいと。有意義な冬休みを迎え、元気な皆さんと始業式から新たな年のスタートが切られる事を願っています。

神村学園高等部大阪梅田学習センター長　樂山　友規