2022/11/08

鹿児島本校スクーリング・生徒たちの感想③【神村学園 高等部 通信制課程 京都学習センター】

以前より掲載してきました、鹿児島本校スクーリングを終えた生徒たちの感想文紹介ですが、3回目の今回で最後となります。

最後のスクーリングとなる3年次生たちが、特別活動で訪問した知覧特攻平和会館で何を感じ、何を考えたのか。その一部を紹介いたします。

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特別活動の知覧では平和について改めて考えさせられました。昔の方々が日本のために尊く去っていった姿は悲しくて、今生きていることに対して感謝しました。自分と同じくらいの男性たちが、死ぬために戦いにつっこんでいくのはどういった気持ちだったのか考えがつきません。知覧の職員の方が話してくださった内容は、深く濃い内容で今でも頭に残っています。手紙を書くのにカタカナで書いていたりして、それはなんでだろうと思ったり、戦死していった人たちの顔が壁一面にあり、まだ幼くこれからという少年の顔もありました。特攻という一点に焦点をおくのは今まではありませんでした。特攻がどういったものか分かって良かったです。

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知覧特攻平和会館では戦争の悲惨さとお国のためにと果敢に戦い亡くなった特攻隊員について知れた。遺書や絶筆、辞世の句などの展示からは、最愛の恋人や家族を残して死んでいく切なさとこれから出撃して華々しく散っていくという覚悟が見え、この時代がいかに残酷で悲しい時代だったかを痛感した。隊員たちの写真は笑顔のものも多かったが、その笑顔の裏で私たちが想像もできないほどの恐怖におびえていたのだろうかと考えさせられた。展示された遺書で「幸せになってください」という恋人にあてた文が私にとっては一番切なかった。2人一緒に幸せになりたかったと思う。来世でもう一回出会えて、今度こそ2人一緒に幸せになってほしい。

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教科書や授業で知ることができるのは、深く長い歴史のほんの一部に過ぎません。

数十年前、戦時中の日本と現在の日本では

命の重さが違っていたのかもしれません。

「今生きていることに感謝する」という意味を

真に理解できたことはとても大きな学びでした。

1日1日を丁寧に、大切に生きられる。

そんな素敵な人になってほしいですね。

 

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学校法人 神村学園  高等部 通信制課程 京都学習センター

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