作業療法学科 1年生・2年生合同実習

2023.06.27専修学校 お知らせ

作業療法学科です。

本日は、現在進行中の1年生、2年生の合同実習の様子をお届けします。

作業療法士は、患者様へのリハビリテーションの手段として様々な活動(作業またはアクティビティともいう)を用います。

今回、1年生が初めて体験するのは革細工です。革細工の作業工程を教えるのは昨年履修済みの2年生です。

2年生は、ただ革細工を教えるだけではありません。ペアを組んだ1年生を対象に態度分析、作業遂行能力の分析を行います。1年生と2年生は同じフロアで過ごしているので、顔は知っていても、「しっかりと交流するのは初めて」という学生が殆どです。

態度分析とは、対象者の対人交流技能の評価になります。単純に「会話をすれば良い」というものではありません。対象者が他者と交流するときの特徴(緊張が高いのか、接する相手によって行動に差があるか等)を観察と会話を通して分析します。

作業遂行能力の分析とは、1つの作業(活動)を行っていく際に見られる様々な技能についての評価となります。例えば、説明への理解度、集中力の程度、手指の動き、困ったときにどうするのか等を分析します。

そのため・・・余裕があるように見えた(かもしれない)2年生ですが、内面とても必死でした!

何をどう分析して良いのか頭の中は大混乱です。

提出したレポートに対しては精神科教員が個別に指導を行います。「何を根拠に緊張が高いと判断したのか」「なぜこの口調を選択したのか」「なぜ距離を縮める必要があると考えたのか」等のフィードバックに学生達は更に頭を抱えていました。

しかし、回数を重ねるごとにレポートの内容や教員への質問内容の質はグッと上がっています。

今週は最後の合同実習です。2学年共に乗りきりましょう。

レポート提出もお忘れなく‥。