4月3日に行われた「カミムラ 春の医療福祉まつり」 今回は作業療法学科のブースとステージを紹介します。
ブース1「Wiiで高齢者体験」
高齢者体験キット(視野を暗く狭くして、関節の動きも制限する)を装着して卓球ゲームにチャレンジ
ゲームの中で高齢者障害者の大変さを体験してもらいました。思った以上に大変なんです。でも楽しむことも可能なんです。そして楽しいと思わず体が動いてしまうんですよ。
ブース2「陶芸体験」
作業療法の治療では、様々な手工芸が利用されます。今回は陶芸の「電動ろくろ」を体験してもらいました。
作業療法士は「陶芸」を利用して、手のひらからの「感覚入力」、手指の「巧緻性」、目と手の「協調性」などの改善を図るのです。遊んでるわけじゃないんです。けど、同じリハなら「楽しく」やるほうがいいですよね(^。^)
ブース3「スポーツ吹矢」
スポーツ吹矢は呼吸器(肺や横隔膜、口)の訓練に使われます。ただ息の吸ったり吐いたりの練習をするのではなく、的を狙ってもらうことで無意識に大きく吸い吐きするようになり、外れた悔しさで「次こそは!」と意欲が高まります。まさに「心が動けば体が動く」ですね。
ステージ「GENJI de Dance」
ステージでは懐かしい光GENJIの曲に合わせて踊りを披露しました。もちろん対象者様にローラースケトをしてもらおうと思っているわけではなく、まずは楽しんでもらって「心の動き」を作り出し「体の動き」につなげていくことが目的です。そう聞いたら、選曲も対象者様のことを考えての選曲だということが納得できませんか?
時に作業療法士にはこんな場面も求められるんですよ。
イベントブース「ヨーヨー釣りとドローン」
ここまで読んだ方はもうピーンときていますよね。やはり目と手の「協調性」、「道具の操作」、「心の動きと体の動き」が目的です。
作業療法では生活すべてが治療場面です。使えるものは何でも利用して「生活行為の向上」につなげていくのが作業療法です。
次回は5月22日(日)にオープンキャンパスが開催されます。作業療法や医療系のお仕事がよく分かる楽しい催しを準備してお待ちしていますので是非おいでください。